ブラミツイワ03-5 築40年の家

ブラミツイワ03-5 築40年の家

さて、ブラミツイワ、築40年の家第五回目です。

 

また前回からたったひと月足らずですが、何だかんだ毎回のようにいろんなことがありますね。

このミツイワ建設の更新コンテンツに携わるようになってから、毎度更新の度にこれまでにあったことを振り返るんですが、何事もない日常って本当に少ないんだなぁと、改めて思います。

 

今回も

エリザベス女王の国葬と安倍元総理の国葬と、なんとも歴史に残る出来事を挟んでの更新となりました。

賛否のある問題なので、内容には触れませんが、それでも歴史的に大きな出来事があった2022年9月だったと思います。

 

ちょっと真面目に語りすぎました。

季節の変わり目だからセンチメンタルな気分になったのかしら?

 

というアレでいつものテンションで、更新を進めていければと思います。

 

■ブラミツイワを更新している、中の人に最近あった出来事

 

耳かきで狂ったように耳を搔きむしり出血した。

 

それでは、更新始めます!!(イエー)

 

「中塗りの作業」

 

中塗りとはいわゆる仕上げ塗りを二度行う最初の塗りのことを指します。

これが仕上げ塗り(上塗り)を一回だけにしてしまうと塗りムラが出たりと、完成後の見劣り、経年に伴う劣化の速度に差が生まれてしまいます。

そのため、屋根の塗装は、品質を維持できるよう。また、仕上がりを綺麗に見せるように

 

下塗り


中塗り


上塗り

 

といった順番で塗装作業を進めていきます。

 


 

乾燥したら、最後の仕上げ上塗りです。

 


 

上塗りをすることで塗膜にしっかりとした厚みが生まれ綺麗な仕上がりになります。

またこの上塗りの時に、中塗りでムラになってしまっている部分、下塗りが透けてしまっている部分などを確認しながらしっかりと、仕上げていきます。

 

 

しっかりとした「縁切り処理」も大切。





今回の住宅は築40年かつ、特殊な建築でしたので、念入りに縁切り処理を行いました。

この縁切り処理とは、雨漏りを防止するためにスレート瓦の重ね目を塞いでいる塗膜を、カッターなどを使い切っていく作業です。

これは屋根と屋根の間に隙間を作る作業で、なぜこれが雨漏りを防止するかというと、隙間を作って水分の逃げ道を作ってあげないと屋根は腐食が起こってしまいやすくなるのです。

 

一般的には隙間なく密閉した方が雨漏りがなさそうだと思いますよね?

ところがこの密閉を「完全」にしてしまうとどんな家になるでしょう?

 

まず、施工費用はとんでもない金額になってしまうでしょう。

もともと家は「呼吸」することを前提で造られているので、完全に密閉させるということはそれだけ、コスト・技術・時間を必要とする作業だと言えるわけです。

 

そしてこの住居の呼吸を生み出すための構造は、強風時・大雨など想定外の雨が降ったときには構造上屋根材の下に入り込んでしまいます。

この想定外の雨水を排出するために縁切りという作業を行い、内部に侵入してしまった水分を排出するような機能を持たせるわけです。結果、雨漏りのしにくい建築物となるため、大変に重要な作業です。

 

これにより、雨水の排出ルートが確保され、さらに呼吸ができることにより内部結露を防ぎ、屋根の内部の腐食・カビを防ぎます。

 



(参考)株式会社 日本塗装名人社

タスペーサーという、屋根と屋根との間に隙間を作る部材も存在しますが、今回はコストの関係で部材の導入は見送り、代わりに職人が丁寧に水切りを行い仕上げていきました。

 




スレート屋根の塗装工事、完了です。

 

屋根の補修が終わり、次回は再び外壁に戻ります。

独創的な外壁がどう仕上がるか。乞うご期待ください!
ミツイワ建設

〒445-0803
愛知県西尾市桜町4丁目35番地
TEL/0563-54-5331
FAX/0563-56-5399
【定休日】日・祝日 ・第三土曜日

Copyright(c) ミツイワ建設 All Rights Reserved.