エレベーター付三階建狭小住宅

そんな発想なかったわ 03

はい! 3回目です。
更新が遅くなってしまって申し訳ございません。
参議院選挙やら、都知事選挙やら、永六輔さんの訃報やらいろいろ重なってしまって、更新が遅くなりました。
半分以上言い訳です。

そんなこんなで、なかなか日程が合わずに、ようやく会議を行えたのが7月6日でした。
七夕前夜、皆さんは短冊に願い事書かれましたか?

私たちは方眼用紙に、図面を書きました!!

それでは、今回のそんな発想なかったわの会議の模様をお伝えします。

-前回のまとめ-
西尾市/某土地(約34坪)
・建ぺい率/60%
・容積率/200%
・必要条件/セットバック必須
・テーマ/ライフスタイル提案できる住環境提案

この土地に理想的な住宅を提案しよう!
と言うところまで決まりました。
最終的に建物に使用可能な面積がその後、6mX7mと判明。
なので、今回はその条件に合わして各々平面図を書いてきた。
と言う会になりました。

まずはS氏案


高さが分からなかったので、S氏は2階建て住宅にて提案です。
一階の玄関奥に書斎があり、二階に子供部屋と寝室というシンプルな作り。
注目すべきは二階の踊り場に設けられた「ステンレスエキスパンド」


↑こういうの

また階段は、リビングを有効利用するために昇降式の階段で提案されている。(ex.船舶専用可変式階段を改造できない?)
閉塞感がなく、極限まで広く住環境を設計できないかというアイデアだ。
テーマのライフスタイル提案という意味では、一階の書斎と納戸をライフスタイルに合わせて増改築がしやすいようにあらかじめ設計されており、子供が2人になった際に、書斎を潰して第二の子供部屋を作ることも可能な設計だ。

続いてI氏案



3階建てのタイプを提案。
室内に螺旋階段を設置して、狭小住宅だからこじんまりとした空間。という発想を払拭。
二階には可動式の壁を設け、2部屋にも広く使えるフロアとしても機能する設計を可能に。三階は屋上ラウンジさながらのパーティーができるような住宅設計だ。

徹底した「閉塞感」を感じさせない作りで、広く大きく空間を活用できるアイデア。
また、螺旋階段を設置することによりリビングからの景観等「豊かさ」も考えられたアイデアハウスになりました。

最後にY氏案



こちらも3階建。
そして何と言っても注目は「エレベーター」
今回提案として出されたアイテムは株式会社マイクロエレベーターさんの「NuVa」。

半径1メートル未満のスペースに設置可能なコンパクトサイズなのに二人乗り
。 さらに空気圧で動くという日本初の技術で作られた大臣認可も受けているエレベーターです。
1日20回利用したとしても1か月の電気料金はわずか367円というコストパフォーマンス。

このアイデアにより階段=非常用という図式が可能となり、屋内の昇降スペースがコンパクト化されたため、広い空間を実現しました。
2階、3階は吹き抜け仕様で、こちらも圧迫感のない作りになっています。

今回。三者三様の平面図から見えた狭小住宅の共通提案としては
1.圧迫感、閉塞感のない空間(吹き抜けのような提案)
2.階段という昇降機能の考え方(コンパクト化、インテリア化)
3.一階に必要な部屋はリビングだけでいい
4.ライフスタイルで変化する仕切り壁
5.狭小住宅でも極力設置された収納

こんな部分が共通的なアイデアだなぁと感じます。

Y「さて出揃いましたが、どうしましょう?」
S「ここから一つに絞るのか、アイデアを足したり引いたりして、一つの提案に絞るのか…ってところですね」
I「一つに絞ったほうがいいんじゃない? それぞれアイデアも練られていて、面白いところもあるからさ。それを足していって、一つの提案に昇華させていこうよ」
S「そうですね。僕もそれに賛成です!」
Y「じゃぁ、アイデアを足していく「ベース」を決めないといけないね」
I「それはもう、こいつでしょ?」
S「僕もそう思います」

二人がベースに押したのはYさん案の「エレベーターハウス」。

空気式のエレベーターなんてまさに「その発想はなかった」と二人は絶賛。
ということで、今回ベースが決定し、その詳細を次回練っていくという運びになりました!
今回、もっと平面図大きくしっかり見たかったという方もお見えになるかもしれませんが、もうちょっと待っていてください!

次回、詳細なアイデアがつまってくれば、もっとワクワクできる詳細な説明ができる「はず」です!
ということで、次回は「エレベーターハウスこんなことになりました」編に突入!!

つづく
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