ブラミツイワ03-築40年の家
ブラミツイワ 2022年
さて、番外編のお正月も終えて、今年もおもしろ物件やめずらしい物件を探訪して回ろうと思います!
そういえば、お正月特別号で紹介させていただいた豊田市のパルクール(鬼ごっこ)施設が、3月19日のCBCテレビ花咲タイムズで取材されたみたいですね!
CBCのホームページにも掲載されていました!(ホームページはコチラ)
自社が関わったお仕事がメディアに掲載されることになるってなんだか誇らしいですね。
それでは今回の物件に戻ってまずはご紹介から!
今回の珍しい物件は、杉板外壁のお家の補修工事です。
築40年の建物。

40年前の建築とは思えないおしゃれな佇まいです。
家主さんにお話を聞いたところ、当時の建築雑誌にも掲載されたことがあるそうです。
外壁は杉板外壁で下見板張や鎧 ( よろい ) 張と呼ばれる外壁施工によく似ていますが、大きく異なることがいくつか。
通常の下見板張では木目が横に伸びることが多く、かつ外壁の横幅に対してストレートに伸びることが一般的です。

今回の建築部は、それぞれが独立した縦方向の板。
しかも高さはしっかり揃っているものの幅はランダム。


この独特な壁面が、おしゃれさや風合いを生み出しているのですが、とにかくこだわりの詰まった、当時として高コストな施工であることは間違い無いです。
残っていた数少ない杉板も見せてもらいました。


しっかりと一枚一枚加工されており、持っている側が厚く、向かって右に行くほど板が細くなっているのがわかります。
すごい手間と時間とコストをかけて作ったことがわかる部材です。
現在の価格で換算したら外壁だけでいったいいくらかかるんだろう? 当時の職人さんのこだわりと熱量。
それに賛同した施主さんの建築への情熱が感じられる瞬間ですね。
さて、こんなこだわりの外壁を持った建築物を私どもの方で、補修・塗装していきます!
次回は工事編!
更新を楽しみにしていてください!!
つづく