ブラミツイワ 新年特別号

ブラミツイワ 新年特別号

新年明けましておめでとうございます。

本年も、何卒よろしくお願いいたします。

 

さて、長らく更新をお休みしていたブラミツイワですが、年始に向けて公開できる運びになりました。

今回は新年特別番外編として、読み切りブラミツイワのお話をさせていただきます。

 

それでは、夜勤の話をしようか。

 

その電話は突然やってきた。

「チェイスタグ面白いと思うんですよ」

 

なんかまた知らない言葉を常用語のように言ってきた!!

クライアント様は愛知県安城市でカラダのための総合施設「Philosopher's body project」(通称PBP)を運営しておられるオーナー様だ。

 

以前に出店のお手伝いをさせていただいた wise fit 2号店 豊田市(グリーンシティ豊田1F)の施設を改修して新しいことに挑戦したいとのことだ。

 

それが「チェイスタグ」。

 

最初は椅子に何かつけるのか? とか思っていましたが、話を聞くと全然違いました。

本気の「鬼ごっこ」がテーマのアスレチックといったイメージのものを作りたいとのことと理解。

早速、打ち合わせをして、必要な設計を整え、時が満ちたとばかりに2021年年末。

施工に取り掛かった。

 

そう、夜勤だ!!

 

複合施設内の施工となるため、工事は営業終了後の夜間工事となる。

思えば、最初にwise fit 2号店を作った時も雪のちらつく真冬の夜だったなぁ(遠い目)

 

まずは現状の施設をご覧いただこう


 

画像のように鉄骨が添えつけられ、クロスコア180というトレーニングアイテムを使った、コアトレ、筋トレができる空間となっている。

 

まずはこの鉄骨を撤去する!!(深夜に!!)

 

鉄骨はトレーニングに耐えれるように溶接したり、その上から塗装を施したので解体するには、切断するしかなく大変ですが、撤去するために切断! 切断! 切断!!

施設内は当然重機なんて入れれないので、ひたすら人力で撤去していきます!!

 


 

続いて仮組み。

フロアがスッキリしたところで、チェイスタグを組み上げる前にどのあたりに何を設置するのかを、仮置きして、イメージを掴むために軽く組み上げる仮組みを行っていきます。

 


 

位置がある程度定まったら一度、ものを撤去して清掃とワックスがけで床を仕上げます。

今回は、全速力で施設を走ったり、飛び上がったりと激しい動きに床が耐えれるようにしなければいけないので、滑りにくい強力なワックスを用いて仕上げました。

ワックスも強力になればなるほど、伸びが悪くムラができやすので、技術と集中力が必要な作業になります。(深夜に!!)

 


 

ワックスが乾いたところで、再度搬入して据え付けです。

だんだん立体的に見えてきてどんな施設かがわかるようになってきました。

 


 

完成がコチラ

 


 

坂があったり、上に登れたり、ジャングルジムとはまたちょっと違う、立体的で未来的な施設が出来上がりました!

 

 

最後にウンチク。

チェイスタグとは?

 

パルクールの実践者であったイギリス人のDevaux 兄弟によって生み出された競技です。

限られたスペースで行う鬼ごっこから着想を得ると、数年後には世界大会 WCT™を開催。

大人同士の本気のぶつかり合いを映した試合映像は瞬く間に世界にチェイスタグブームを巻き起こしたそうです。

近年日本でもテレビ番組などに取り上げられていますが、まだまだこれからの競技。

競技者はトレーニング場もなくパルクールのように屋外でトレーニングをすることがほとんどですが、豊田市に新たにチェイスタグ練習場が生まれたことで、利用したい人も多いのではないでしょうか?

 

wise fit さんのSNSから動画も閲覧することが可能です!




 

 

 


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