佐久島海上都市計画(仮) 08

遅ばせながら新年明けましておめでとうございます。
本年も「佐久島会場都市計画」の方頑張って進めてまいりますので、更新を楽しみにしておられる稀有な方々には、ご贔屓いただきますよう、よろしくお願いいたします。
(早速、1月の更新が2月の頭になってしまいましたが…)

さて、それでは早速更新の方進めて行こうかと思います!!
前回、図面が書きあがり具材が決定するところまで、進みました「佐久島会場都市計画」ですが、今回はこんな感じのスタートになりました。

Y「Sさん…」
S「Yさん…この空気感…何も言わなくてもわかります…」
Y「どうしましょう?」

現在保留事案の内容としては以下の内容があります。
1.ジャケット工法による浮島(ザ・ワールド)の構造計算
2.ペットと共存するための、家具の図面

ちなみに本日、Iさんはどうしても会議の日程を合わせることができずに不在。
そのため「1」に関しては本日は進めることはできない。
そしてこの「空気」家具師さんも手いっぱいで、まだ作成ができていないのであろう。
つまりは「手詰まり」と言った状況なのだ。

が、しかし!!

Y「ふふふ…はっはっはっー!!」
Y氏が不敵に笑い出す。
Y「Sさん! ボクも手ぶらで会議の席は設けていませんよ!! これを見てくさい!!」
S「こっ…これはっ!!」


それは、前回更新時に書かれた佐久島海上都市計画の図面であった。否、正確に言えば若干異なる点がある。
そう、Y氏は企画の進行のために、前回I氏と進めていて変更となった内容を「書き換えた状態」を手配していたのだ!!(前回の記事はこちら→佐久島海上都市計画(仮) 07
※どこが変更されているか見比べてもらうと面白いかもしれません。


Y「前回の変更点を書き換えた状態!! まずはここを解説していきましょう!!」

S「やらいでかっ!!」

ということで、昨年の「ここを変えたらもっとよいリゾートコテージになるんじゃない?」プランの解説をしていきます。


大きく変更されているのはこの部分。
バーカウンターに変更され、バルコニースペースも増築されています。
それに伴い、ダイニング&遊戯空間を拡張。より寛ぎの空間として、昇華させることに成功したと言えるのではないでしょうか? BBQスペースにも半屋外のバーカウンターを上手に繋げることにより、一体感と効率的な空間演出ができていると言えます。
その他、屋外ジャグジーの設置もできており、平面図の完成度としては完璧な状態になったと思えるものになりました。

S「前回の図面でもいいなぁって思って、暮らしてみたい感やワクワク感が相当ありましたけど、こっちはさらにいい感じですね! 空間のレイアウト次第じゃここにダーツなんかも置けちゃうし…」
Y「おっ! いいねそれ、じゃぁダイニングテーブルは縦に戻して、ビリヤードは横にして…」

そんな感じで完成した図面を見ながら、さらにアイデアを出してしまう二人。
この雰囲気というのは、弊社の実務でもよく起こることで、お客様へご提案できる形になったものでも、それを一呼吸置いて見ると「新しい可能性」や「新しいアイデア」が湧き出てくるということが、往々にしてあります。
ギリギリまで最も優れた提案を模索するのは、我が社のカラーでもあるのですが、この二人の場合期限の無い企画だという事で、完全にやりたい放題

そうこう話しているうちに、Yさん再びの覚醒
Y「…ボクすげーいいこと思いついちゃった」


Y「このテレビボードの裏って、もともと導線を隠すための工夫だったけど、ここ水槽にしちゃった方が面白くない?

S「それ、面白いですね! でもそれだと、リビングテーブルを水槽型にするって企画があったから、リビング水槽だらけになっちゃいますよ? ダイニングテーブルを水槽型に変更します?」

Y「いいじゃん! それこそ、前の会議で話してた(vol.5)みたいに、テーブルの真ん中をくり抜いて、水槽にしちゃおうよ! 資料で出してくれてた鳥と共存できるテーブルみたいに!」


視聴写真 鳥かご付きテーブル「Cage Archibird」

S「ここに生簀用の水槽を設置するわけですね!」

Y「そうそう! そうすると…あ、もっと良いこと思いついちゃった」
Yさん、三たび覚醒

Y「ここも水槽にしちゃおうよ!」
そう言ってYさんが指差したのは、新たに増設されたカウンターバースペース。
カウンターバーの後ろボトルスタンドがある部分のさらに奥、厨房スペース側に迫り出す形で、水槽を増設しようと言うのだ。
Y「どっちみにワインセラーにしちゃったら、調理スペースがダイニング側に向いていても、もう見えないからいっそ調理スペースは東側に集約しちゃって、カウンター裏に水槽作っちゃおうよ。それで生簀にしちゃえば、お酒の肴に自分で釣った魚が見れちゃうという」

S「うまいっ!!」

ということで、家具師に図面の発注を依頼していることもすでに、度外視して住空間の仕様変更につぐ、仕様変更。

そして、話は再びリビング側の水槽に戻り、どういった仕様にするかの検討が始まった。
Y「水槽前面にしちゃったらユニット型のテレビラックじゃなくてもいいね。テレビボードにしちゃう?」
S「いや、テレビラックには、猫と共存できるキャットウォークの仕掛けもありますし、ここは残しましょう! こういうのはどうですか?」
Sさんプチ覚醒。Yさんの発想にインスパイアされて、サラサラと筆も走らせる。
十和田石の壁はそのまま生かして、そのままテレビラックも実装、それと一体型となる水槽のアイデアが思い浮かぶ。
S「そうなってくると、トイレにも仕掛けがあると面白いですね! トイレ側もガラス張りにして便座の位置も逆にしちゃいましょう!」


配置の変更や水槽の場所は上記のような感じになりました。
そしてSさんのイメージとしては、こんな感じ。

リビング側イメージ


トイレ側イメージ

こんな感じの、癒しとワクワクの空間になる予定です。

S「さらに面白くなってきましたね!」
Y「だね! いろいろ考えられるのは面白いね!」
S「じゃぁ、最後に次のステップ決めておきましょうか!」
Y「そうだね〜。これで具材固まったしやることもほぼ確定だとすると、こっから具材の情報拾って重量だそうかね? そうしないと、島の構造計算も出来ないし」
S「ですね。じゃあ、情報拾っていったら見積もりも出せますよね? 総工費も出してみるってどうです?」
Y「現実的な部分も出していかないとね! 建築会社として、しっかりと考えた上での企画ってところを見せるためにも見積もりますか!」

ということで、次回更新時には見積もりが発表される予定です。
ちなみに、現段階でのみんなの見積もり(建物のみ)は以下の通り。
Sさん 1.5億円
Yさん 1.2億円
Iさん 1億円
さて、一番現実に沿った金額を想定した人は誰になるのでしょうか?
詳細は次回へ!

つづく
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