そんな発想なかったわ 13
どうもお久しぶりデス。
更新担当の者でございまする。
えーーーー。。。。。。
大変お待たせいたしました。
思い起こせば前回更新月が6月。
そしてお彼岸が空けめっきり秋めいた季節となりました。
夏はどこだ!?
夏の更新はどこだっ!!?
そうお思いの読者様も多いでございましょう。
そうでございましょう。
大変に申し訳ございません。
前回、前々回と様々な問題がございまして、更新ができませんでございました。
しかも、今回会議が行われたのは
9月の初旬。
あれ?
もう9月が終わろうとしていますよね?
光陰矢の如し!!
本当に月日が経つのはあっという間でございます。
衆議院が解散になろうという現状。
国際情勢も不安定で隣国の緊張感が高まり、日本はどこへ向かってどうなるんだ!?と不安を抱える方々も多いかと思います。
かく言う私もその一人です。
しかしこんな時こそ、正常に。
いつも通りに冷静に、日常を過ごすことも大切ですよね?
そんなわけで、本日も通常通り、無駄に熱すぎる議論がスタートです。
<前回までのあらすじ>
そんな発想はなかったと思わせる住宅企画。
西尾市/某土地(約34坪)
・建ぺい率/60%
・容積率/200%
・必要条件/セットバック必須
・テーマ/ライフスタイル提案できる住環境提案
と言う条件で家を提案する。
想定される施主様は、30代の夫婦で子供が1人。
将来的には二人目を考えているという未来像。
そして、終の住処にできる場所であることとして、ライフステージとともに変化することができるという想定で、この企画会議は進んだ。
前回までに全ての提案内容が整い、今回概算見積もりとなったのだが、事前のヒヤリングでは
Iさん3200万くらい
Yさん3400万くらい
Sさん4000万近くいくんじゃね?
という試算。
それでは実際見積もった金額がどんなものか、ご覧いただきましょう。

35,663,900円 税込38,517,012円也。
Yさんニヤピン賞!
Sさん税込だったら想像どうりだね。
。。。
。。。。。。
。。。。。。。。。
S「ぶっちゃけ、この建坪の3階建だと相場というか感覚的にどれくらいが妥当だと思います?」
Y「まぁ、2500万が妥当なところだよねぇ。。。」
S「やっぱそうですよね」
そんな発想なかったことを詰め込んだ結果。
そんな予算はなかったわー的な見積もり金額となってしまった。
これではお客様目線の提案とはとても言えない。
S「2500万くらいまで抑えてどこまでの提案が可能か、今日はそこを検討しましょう!」
Y「だね」
とういうことで、今回はどこまで減額が可能から考えることになった。
まず最初に矢面に立ったのが
エレベーター
Y「エレベーターに割いた金額は約400万。ここをまず削りますか?」
しかし、SさんとしてはそこはNOだった。
あ、ちなみにこの日Iさんはご多忙につき会議欠席です。
S「いやー。でも、この空圧式エレベーターって今回の企画のキモじゃないですか。ライフステージに合わせて、歳を取ってからも三階の主寝室に向かえる環境って大事だと思います! これは譲っちゃダメですよ!」
Y「そうかぁ、確かにね。じゃぁSちゃん的にはどこ削るのがいいと思う?」
S「うーん。。。いっそのことコンセプトを全体に背負わせずに、焦点を絞ってみませんか?」
Y「というと?」
S「今回、全面的にそんな発想がなかったって思うことをしようとしすぎちゃったかもしれないです。
ライフステージに合わせてそんな発想がなかった。これに関してはエレベーターと、子供部屋の稼働棚なんかがテーマに忠実に提案できてると思います。なのでライフステージって考えに絞って考えて見る。
過剰なそんな発想なかったわ的な部分を取り除いていくのはどうでしょう?」
Y「なるほどね。。。そうなってくると、一番過剰なところは。。。」
Y&S「外観だね〜」
ということで、まずシェイプアップするところは外観。
内観は創意工夫に溢れてる家で外観はスッキリしててもいいんじゃないかという発想。
外壁に見積もられた予算は 約500万円
これを近年もっともメジャーとなったガルバリウム鋼板に変更。
そうすることで壁面緑化の散水システムとして3階まで汲みあげる水道管工事も必要となくなる。
さらにシェードウォールという特殊なそれこそ、ブランドショップの外観に使うような素材も廃止。
外観はシンプル&スタイリッシュに洗練していくという方向で一致した。
続いて、削減したポイントはキッチンなどの水回りなど。
このあたりも格好良さを重視して、ハイエンドモデルを重視して考えてしまったため、エントリー価格の商材に変更。お風呂もタイル工事を検討していたが、ユニットバスに変更して、時代の流れとともにリフォームしやすい環境へ変更とした。
このあたりの予算が 約230万円 風呂場の左官工事やタイル代も削減可能となるので30万程度の減額。
続いて、議論は起こったがダウンプランとしたのが、窓。
外観に含まれる窓をドルフィンウィンドウなど、特殊なものをやめるという選択。
ここには開放感という選択肢を削ることに抵抗があったが、それでもまずは減額が先決ということになり削減。ドルフィンウィンドウだけで100万くらいを見ていたので大きな原案が可能となった。
細かいところでは、寝室のTVボードの造作を廃止。
配管・配線の見直し、屋外塗装の削減などを合わせて検討し、総額約1,000万クラスの仕様変更。
削減して代替案を出すと実際はこの金額まで下りはしないが、それ以上のことはIさんというスーバースペシャルアイデアマンに判断を仰ごう!という結論になった。
ということで、今回の会議の内容はここまで。
次回は、Iさんを交えたプロの意見を、主にお届けできると思います!
つづく