佐久島海上都市計画(仮)20
2月29日閏年。
4年に一度だけある、激レアな1日に、例の三人会議室に集う。
S「こんなレアな日に打ち合わせになっちゃってすいません!!」
Y「いやいや」
I「構わんよ」
実は、2月の会議は26日に開催予定で段取りを取っていたが、S氏のトラブルにつぐトラブル。
理不尽かつ排他的な世論との戦い。
血で血を洗う抗争(誇張的な表現をふんだんに取り入れております)によって当初の予定日前日に日程をずらしてもらうという、社会人としてあるまじき暴挙を行った次第だ。
本来、ミツイワ建設さまへ出向と同時に、スライディング土下座の一つも、ぶちかまさねばならない所業ではあったが、Y氏、I氏ともに寛大な配慮の末、事なきを得る事が出来、無事29日と言う稀有な日にちに会議が執り行われるといった運びになった。
後に、S氏はこの時の、Y氏、I氏両名が菩薩観音のように見えたと語る。
Y「さて…それでは早速…」
そう口火を切ると、Y氏はA3用紙を会議室のテーブルに広げた。
ここで佐久島海上都市計画の今までの流れを整理しよう。
まず、ドバイ化計画と通名を名付けられたこの企画は佐久島を観光名所として活気あふれるようにするためには、どのようなアイデアがあるかとスタートした企画だ。
そして生まれたアイデアが「アイランドコテージ」というドバイのザ・ワールドを模した浮島に一つずつコテージを設け、高級リゾートを創造してみようという出発点から始まった。
そうして、作られたアイデアが
・ペットと泊まれるアイランドコテージ
・グループ宿泊が可能は10の個室を持つアイランドコテージ
・ファミリーグループで宿泊可能なグループコテージ
こういった、宿泊施設のアイデアから、発展していったものがドバイ化するならカジノあった方がいいよね?論で、前回まで(17〜19参照)カジノホテルの計画を展開。
さらにその流れから発展した「アミューズメント施設」案が今回のテーマかつ、この佐久島海上都市計画の最終ミッションでもある。
そしてこれがY氏の描き上げたアミューズメント施設。

I「オォ〜」
S「ついに例のあの島の全貌が!!」
そうそれは遡ること2ヶ月前。
暮れも押し迫ってきた、2015年の12月の会議だった。
その時期、放送されていたドラマ「下町ロケット」にどっぷりとはまっていたIさんがうわ言のように唱えていた「ロケットを作ろう!」「ロケットを計画に盛り込もう!」「水素エンジンの特許を取ろう!!」という呪詛のような言葉。
それを実現するために派生したアイデアが、アミューズメント島だ。
難破船がたの水族館。
そしてその周りを囲むビーチ。
さらにジェットコースターや観覧車などを兼ね備えたアミューズメント施設「ミツイワパーク(仮)」。
その施設内に実装されたロケット2基。
Y「ロケットは宿泊施設になっててアミューズメント施設をメインで楽しみたい人が泊まれる場所って導線ね」
I「ロケットいいじゃないですかぁ〜!!」
Y「それと、別にホテルリゾートと、コテージリゾートが宿泊施設としてあって、東側の湾内はオープンビーチと水族館。この島だけでも2、3日遊べる予定です。」
S「この離れ小島みたいなのは?」
そう言ってS氏が差したのは、全体の左下の部分。
Y「そこは釣りができるように考えてて、魚が生息できるような岩床を作ったらどうかという感じなんだけどどう?」
S「いや。いいと思います! どの年代に対してもアプローチできてる面白い島ですよ!」
Y「そう言ってもらえてよかったよ! なぜならすでに色まで塗ってしまったからね」

一同爆笑。
I「いや〜いいっ! アイデア満載でこの完成度さすがです!」
S「でも、これ実際の大きさどれくらいになるんでしょうね?」
Y「どうかなぁ〜。この島だけで佐久島の半分くらいはいっちゃうかもねぇ」
I「アミューズメントのレーシングコースだけで考えてみても一周1kmくらいは欲しいでしょ? そうなってくるとコースだけでも500m²は必要だよね。これを一つの基準で考えていくと、アミューズメントエリアだけで10,000m²くらい必要になってくるんじゃないかな? そこから目算すると島全体はだいたい50,000m²くらい欲しいところじゃないかなぁ〜」
Y「Sさん佐久島の面積調べれた?」
Iさんが目算している間に、インターネットで佐久島を検索していたS氏。
S「アミューズメント島どれくらいって言ってました?」
I「だいたい50,000m²だから...」
S「って事は5km²って事ですかね? 佐久島、1.81km²です」
Y「倍以上じゃん!!」
まさかの結末。
佐久島を有名観光地にするためには、佐久島の倍以上の島が必要。
しかし後日、S氏は改めて大きさを調べてみると、計算間違いしていたことに気づく。
1.81km²の場合平方メートルに直すと1,800,000m²。
つまり50,000m²くらいの大きさであれば全然佐久島の方が大きいのだ。
ゆくゆく考えてみれば、施設の大きさから見て佐久島の人々が全員収容できるとは思えない。
誤った情報を、公開するところであったが水際で無事に修正ができた。
ついでに色々調べてみると
4年に一度だけある、激レアな1日に、例の三人会議室に集う。
S「こんなレアな日に打ち合わせになっちゃってすいません!!」
Y「いやいや」
I「構わんよ」
実は、2月の会議は26日に開催予定で段取りを取っていたが、S氏のトラブルにつぐトラブル。
理不尽かつ排他的な世論との戦い。
血で血を洗う抗争(誇張的な表現をふんだんに取り入れております)によって当初の予定日前日に日程をずらしてもらうという、社会人としてあるまじき暴挙を行った次第だ。
本来、ミツイワ建設さまへ出向と同時に、スライディング土下座の一つも、ぶちかまさねばならない所業ではあったが、Y氏、I氏ともに寛大な配慮の末、事なきを得る事が出来、無事29日と言う稀有な日にちに会議が執り行われるといった運びになった。
後に、S氏はこの時の、Y氏、I氏両名が菩薩観音のように見えたと語る。
Y「さて…それでは早速…」
そう口火を切ると、Y氏はA3用紙を会議室のテーブルに広げた。
ここで佐久島海上都市計画の今までの流れを整理しよう。
まず、ドバイ化計画と通名を名付けられたこの企画は佐久島を観光名所として活気あふれるようにするためには、どのようなアイデアがあるかとスタートした企画だ。
そして生まれたアイデアが「アイランドコテージ」というドバイのザ・ワールドを模した浮島に一つずつコテージを設け、高級リゾートを創造してみようという出発点から始まった。
そうして、作られたアイデアが
・ペットと泊まれるアイランドコテージ
・グループ宿泊が可能は10の個室を持つアイランドコテージ
・ファミリーグループで宿泊可能なグループコテージ
こういった、宿泊施設のアイデアから、発展していったものがドバイ化するならカジノあった方がいいよね?論で、前回まで(17〜19参照)カジノホテルの計画を展開。
さらにその流れから発展した「アミューズメント施設」案が今回のテーマかつ、この佐久島海上都市計画の最終ミッションでもある。
そしてこれがY氏の描き上げたアミューズメント施設。

I「オォ〜」
S「ついに例のあの島の全貌が!!」
そうそれは遡ること2ヶ月前。
暮れも押し迫ってきた、2015年の12月の会議だった。
その時期、放送されていたドラマ「下町ロケット」にどっぷりとはまっていたIさんがうわ言のように唱えていた「ロケットを作ろう!」「ロケットを計画に盛り込もう!」「水素エンジンの特許を取ろう!!」という呪詛のような言葉。
それを実現するために派生したアイデアが、アミューズメント島だ。
難破船がたの水族館。
そしてその周りを囲むビーチ。
さらにジェットコースターや観覧車などを兼ね備えたアミューズメント施設「ミツイワパーク(仮)」。
その施設内に実装されたロケット2基。
Y「ロケットは宿泊施設になっててアミューズメント施設をメインで楽しみたい人が泊まれる場所って導線ね」
I「ロケットいいじゃないですかぁ〜!!」
Y「それと、別にホテルリゾートと、コテージリゾートが宿泊施設としてあって、東側の湾内はオープンビーチと水族館。この島だけでも2、3日遊べる予定です。」
S「この離れ小島みたいなのは?」
そう言ってS氏が差したのは、全体の左下の部分。
Y「そこは釣りができるように考えてて、魚が生息できるような岩床を作ったらどうかという感じなんだけどどう?」
S「いや。いいと思います! どの年代に対してもアプローチできてる面白い島ですよ!」
Y「そう言ってもらえてよかったよ! なぜならすでに色まで塗ってしまったからね」

一同爆笑。
I「いや〜いいっ! アイデア満載でこの完成度さすがです!」
S「でも、これ実際の大きさどれくらいになるんでしょうね?」
Y「どうかなぁ〜。この島だけで佐久島の半分くらいはいっちゃうかもねぇ」
I「アミューズメントのレーシングコースだけで考えてみても一周1kmくらいは欲しいでしょ? そうなってくるとコースだけでも500m²は必要だよね。これを一つの基準で考えていくと、アミューズメントエリアだけで10,000m²くらい必要になってくるんじゃないかな? そこから目算すると島全体はだいたい50,000m²くらい欲しいところじゃないかなぁ〜」
Y「Sさん佐久島の面積調べれた?」
Iさんが目算している間に、インターネットで佐久島を検索していたS氏。
S「アミューズメント島どれくらいって言ってました?」
I「だいたい50,000m²だから...」
S「って事は5km²って事ですかね? 佐久島、1.81km²です」
Y「倍以上じゃん!!」
まさかの結末。
佐久島を有名観光地にするためには、佐久島の倍以上の島が必要。
しかし後日、S氏は改めて大きさを調べてみると、計算間違いしていたことに気づく。
1.81km²の場合平方メートルに直すと1,800,000m²。
つまり50,000m²くらいの大きさであれば全然佐久島の方が大きいのだ。
ゆくゆく考えてみれば、施設の大きさから見て佐久島の人々が全員収容できるとは思えない。
誤った情報を、公開するところであったが水際で無事に修正ができた。
ついでに色々調べてみると
ハウステンボス | 長崎県 | 1,520,000㎡ |
東京都恩賜上野動物園 | 東京都 | 530,000㎡ |
東京ディズニーランド | 千葉県 | 510,000㎡ |
東京ディズニーシー | 千葉県 | 490,000㎡ |
ユニバーサルスタジオジャパン | 大阪府 | 390,000㎡ |
志摩スペイン村 | 三重県 | 340,000㎡ |
倉敷チボリ公園 | 岡山県 | 120,000㎡ |
横浜・八景島シーパラダイス | 神奈川県 | 76,386㎡ |
サンリオピューロランド | 東京都 | 45,900㎡ |
沖縄美ら海水族館 | 沖縄県 | 19,199㎡ |
50,000m²というアミューズメント島の面積はもうちょっと大きくても良いのかもしれないなぁ。と思いつつ、今回はここまで。
次回、すべての材料が整った佐久島海上都市計画、ついに最終章!!
すべての全貌が明らかになります!!
次回、すべての材料が整った佐久島海上都市計画、ついに最終章!!
すべての全貌が明らかになります!!
つづく