エレベーター完備木造三階建

そんな発想なかったわ 04

都知事選は小池百合子氏の圧勝でしたね。
もう少し増田氏と拮抗するかと思いましたけど、後ろ盾がなく大差で勝った結果というところに戦略的な凄さを感じます。
それと同時に、小池百合子氏が当選確実と伝えられたニュースとほぼ同時刻にアナウンスされたのが第58代横綱、千代の富士(九重親方)の訃報。
今年も年明けから多くの著名人のお悔やみを耳にしましたが、若すぎる死でしたね。
生前の取組の映像なんかが報じられているのを、改めて見ると他の力士と異なるすごい筋肉質な体。
改めて、感じるカッコ良さがありました。

さて、我々ミツイワ建設ぶっ飛び企画発信部(そんな名前だっけ?)も、小池百合子氏に負けない「戦略的な更新」で読者を「むむむっ!」と言わせ、千代の富士(ウルフ)のように業界でちょっと尖った発想で「その発想はなかったわ〜」と言ってもらえるような提案ができるように今回も頑張ります!

まずは前回までの流れ。
・狭小住宅に可能性を感じさせる家づくりを提案しよう!
・仮想で設定する土地物件を設定したよ!
・有効面積が6mX7mって決まったよ!
・各々平面図案を出してきてよ!

ここまでが大まかな流れ。
そして今回は、各々出してきた平面図案の中からY氏案がベースとされ、そこにどんな味付けをしていこうか? という会議になりました。

まずは1F



ここは前回のY氏の提案をほぼそのまま採用。
みんな1Fはリビングが大きく取れる空間であるべきという意見は統一されていたので、特に「こうしたい」「もっとこうあるべき」と言う声は出なかった。
変更点が唯一あるとすれば、キッチンをL字に変更したことぐらい。
あとは、右下に謎の「ポール」が書かれてるけれども、それはまた追々説明。
I「ところでこの螺旋階段から出ているニョロニョロしてるもの何?」
Y「…それは前回あなたが言っていた「たこの足」だよ」

ここで、前回の会議の内容を少し補足しよう。
前回、会議の最中にI氏は「おいしいたこ焼きが食べたい!」と宣い、ことあるごとに「タコ」もしくは「たこ焼き」がキーワードとして持ち上がっていた。
前回の記事を掲載する際に、さすがにこの件(くだり)はカットだろう、と判断しお蔵入りにしたのだが、Y氏は今回T氏に図面を発注するにあたり、その部分まで正確に再現しようとT氏に詳細に話し、依頼したのだ。
まさに、クライアントの要望を逃さない営業のプロ
S「…でもこれ、足10本ですよ?」

そして2F



こちらも、Y氏の提案をそのまま採用した感じ。
変更された点で言えば、吹き抜けを囲う廊下とホール部分に設けられていた腰壁が、手摺に変更されたくらい。
より開放感を追求しようということで、壁をやめて手摺を採用した。

最後に3F



一番大きな変更が起こったのはこの三階。
間取り自体は、前回とほぼ変わらないのだが、大きく変更されたのが、S氏が提案していた「ステンレスエキスパンド」を3Fの吹き抜けだった場所全体に採用したこと。
これにより、3Fは開放感と人が入り込むことが可能なスペースが両立され、空間の扱い方が大きく変わった。
例えば、前回のものだと主寝室から「ベランダに布団を干す」という動作をする場合は、吹き抜けを避けて屋外螺旋階段へ出るための扉を開けてベランダに出る導線を確保するしかなかったが、「ステンレスエキスパンド」を床に敷くことで、直線的な導線を実現させ窓から直接ベランダへ出れるようになった。
そして、1Fから右隅にあり続ける「ポール」これは1階まで繋がったパイプで、消防署の出動などに使われるショートカットツール。(Philosopher's body projectさんの増改築の際にも提案した)
例えば、真冬に3Fに居るときに、リビングでテレビが見たいけどあと数秒で始まってしまう! エレベーターを待っていると間に合わない。
寒いから屋外の螺旋階段もちょっと…。

そんなときに緊急的に降りれるツールそれが「ポール」だ。

と、まぁこんな感じで完成した平面図。
それから、これをもとに作成した立面図がこちら。




まず、ファーストステップが完了した!
そう思っているとI氏の顔が渋いことに気づく。
S「どうしたんですか? Iさん」
I「う〜ん。悪くはないんだけど、こうやって見るとなんか「普通」なんだよねぇ…。もっとそんな発想なかった感じになると思ったんだけど」
Y「あー。エレベーターの設置を目玉にしすぎて、建築的な良いアイデアが無いってこと?」
I「無いとは言わないけど、なんか前回はもっとワクワクしたのに、今回はこんなもんか〜って思っちゃうんだよね」
Y「う〜ん。ここからさらにアイデアだよね…。じゃぁ、次回どこまでアイデア出るかわかんないけど、こいつをさらに叩いてみる?」
I「そうだなぁ。このまま部材の選定に進んでも良いけど、もうちょっと揉みたいね」
S「じゃぁ、とりあえずタコかイカか判んなくなったモニュメントは無しの方向で、次回進めましょう」

つづく
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