施工事例特別編[安城市N様邸/築100年の住宅を大規模修繕するプロジェクト ]

和モダン注文住宅

Concept[コンセプト]

今回、特集する建築は築年数が100年を超える古民家。こちらを大規模修繕するご依頼をいただきました。古民家の再生事業は、これから需要も高まる建築であると思いますので、今回は何をどこまでしたのか? を詳しくお話しできればと思います。

大規模修繕とは?
大規模修繕は建物や設備の老朽化による劣化や重大な不具合の発生を防ぐために、計画的でまとまった修繕工事を行う場合に使う用語です。 マンションなどでよく使われますが、戸建て住宅に対しても行われる工事です。
また、似たような言葉で「改修」もありますが、まずは修繕と改修の違いを記載します。

「修繕」
「修繕」とは、経年劣化などによって、不具合が発生した建物や設備、部材などに対して修理や取り替えなどの処置を行って、問題部分の性能や機能を支障なく利用できる状態にまで回復させることを指します。建物の建設当初の水準にまで戻す、またはそれ以上の回復を目指すことが目標となり、応急処置的なレベルのものではないことが多いです。

「改修」
住宅の性能は日々進化しており、新たな工法や部材なども、多く流通しております。そのため、竣工当初は最先端であったものも、高経年と共に陳腐化し、機能面での性能的な見劣りが起こってしまうことが多くあります。これらの性能のアップグレードを行い、より住み良い居住を可能にすることが「改修」となります。
「修繕」及び「改良」により建物全体の性能を改善する工事のことを「改修」といいます。

今回の物件はそう言った意味では「大規模修繕」を行うと同時に現代工法による「性能改善」も並行して行うため。大規模修繕による改修住宅という位置付けになるかもしれません。

テーマは「使えるものは全て再利用できないか」
修繕、改修にあたりまずは、どこまでが再利用可能なのか、もしくはこのまま利用が可能なのか。という部分です。
私たちはまず、住宅を丸裸にする方法を選択しました。

Framing [骨組み]

和モダン注文住宅

現代工法との融合

基礎と骨組みだけになった住宅。
こうすることで見えてくるものがあります。月日が経過していても立派な大黒柱や梁もあれば、雨漏りや経年の影響で強度が失われた材木もあります。それらを一本一本定年に見聞し、残せるもの残せないものを割り出しました。

ビフォーアフター
屋根の素材は経年劣化がひどく、今回は再利用を見送りました。そこで行ったのは、既存の梁に合わせて、新たな屋根を建造するという方法です。強度を確認し必要部分には補強を施し、100年の歴史が生きるそんな建物になるよう最新の注意を払いながら、今の技術を融合させました。

Living & Dining[リビング/ダイニング]

和モダン注文住宅
和モダン注文住宅

修繕後の快適性・利便性

修繕後の環境は、いままで以上に住みやすい住宅にしなくてはいけません。 そのために、補強が必要な場所などはしっかりと行い、そしてそれ以上「住みやすさ」「暮らしやすさ」そして「帰りたくなる家」を目指して全てを仕上げました。住宅施工には外壁から建具まで多種多様な素材があり、それこそ無限の選択肢があります。その中で、暮らし方や施主様の趣味、完成イメージなどをしっかりと共有して、ご提案する。私たちの仕事は、そんなオンリーワンをしっかりとご提案することだと考えております。

Reborn[再生]

梁の見えるリビング/注文住宅

100年を感じる

最後にこの大規模修繕住宅の最大の提案ポイント。 今回、通常裏方となる建物を支える梁を見せることにより、暮らしの中に100年の歴史を感じられるそんな住宅を提案させていただきました。また、同じところでは使えないものの、再利用できるものはしっかりと利用して、空間のアクセントになるような演出を提案させていただきました。

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Gallery[工事風景・完成現場写真]

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