ブラミツイワ02-放課後等デイサービス04
本日はブラミツイワ第2回の最終回。
完成現場見学会の更新です!
前回、オリンピックの話を冒頭にオリンピックが開幕して、三者三様の意見があるものの、私自身はオリンピックが日本で行われ、連日中継を見れることがすごく楽しい! と話しましたが、奇しくも本日は2020 パラリンピックが開幕します!
ミツイワ建設はつくづくオリパラに縁があるのかしら?
2030年に札幌での冬季オリンピック招致の話題もありますが、その時にはひょっとしたら私たちが関わることになるんじゃないかと思うほど、一方的なシンパシーを覚えます。(更新時期が重なっただけなのに)
さて、本日は完成現場見学会です。
今回施工させていただいた施設は、放課後等デイサービス「ココトモ」の新施設。
ココトモビレッジ桜校でした。
日常生活訓練をメインに、生活単元学習や作業学習、遊びの指導、視覚支援を行うことを目的に、児童生徒が生活上の目標を達成したり、自律的な生活に必要な事柄を実践・統合的に学習するためのさまざまな療育プログラムを持ったとても多様性に富んだ施設でございます。
10月からは2階スペースをココトモビレッジ楓校とし、発達支援型も開校予定とのことです。
今回、お手伝いさせていただいた建物の外観がこちら


右上に象徴的な大きなロゴマークをあしらいブラックとブラウンのコントラストが特徴的な外観です。
入り口は三角屋根をつけることで「学舎らしさ」が出ていますね。
すでに竣工を済ませた建物なので、みたことあるよ!という方も多いのではないでしょうか?
今回はこの建物の内覧にご招待します。
1階



今回の施工留意点としてはお子様が利用される施設であるということに最大限の注意を置き、建物内部に余分な出っ張りを産まない。




今回の施工留意点としてはお子様が利用される施設であるということに最大限の注意を置き、建物内部に余分な出っ張りを産まない。
フラットで広く扱える多目的空間となることを大切に考え施工を行いました。
1階は、絨毯マットを敷くことで、床と比べ滑りにくく、活動しやすいよう配慮しました。
中央部分に大開口の扉を設置することで、1階スペースを広く使いたい時と二部屋に分けて異なる作業をしたい時など用途に合わせて空間の間仕切りを可能とする設計になっています。
壁面の窓は開閉可能なものを多数設置しているので、コロナ禍の現在、素早く換気ができる状況も時代に合わせた設計ですね。

トイレは大便器と小便器がそれぞれ用意されています。
施設ではこの小便器の設置が、重要視される場合がすごく多くて、この便器があるだけで運用後の掃除の回数が大きく変わります。
トイレスペース自体も通常設計よりも大きく作られているため、安全に排泄が可能なこと。スペースが広い分トイレトレーニングとして活躍することが可能です。
2階へのアプローチ


見上げると、大きめの窓が設置されています。




見上げると、大きめの窓が設置されています。
1階と2階で訓練の内容こそ違いますが、同じ施設内で少しでも交流機会が増えることができればと設置されました。
1階ではあんなことしている!
2階の子が手を振ってくれている!
そんなシチュエーションが子供達の刺激となり、空間を楽しめるようになってくれたら良いなぁと思います。
もちろんスタッフが1階も見ることができるという安全対策の側面もありますよ。
もちろんスタッフが1階も見ることができるという安全対策の側面もありますよ。
階段はしっかりと手すりを設置。
小さなことですが、手すりの有無は階段事故の低下に大きな役割を持っています。
2階


2階は、1階と異なり板の間です。
木目調のフロアですが暖かみと、清潔感が感じられる空間ですね。
天井にはいくつもの吊りフックが設置されています。訓練で利用するものだと思いますが、こちらも複数個設置することで、利用者の状況に合わせて設置変更が可能な配慮ですね。
洗面台

2階の洗面台は高さ違いのものを設置。
洗面台

2階の洗面台は高さ違いのものを設置。
身長差や低年齢のお子様でも手洗いが自分でできるように設計しています。
小さなことですが、手洗いが1人でできることも、自立の一歩です。
ココトモ様がどんな支援をするのか、何を大切にしているのかが垣間見える場所ですね。
さて、内覧会はいかがだったでしょうか?
一見物がなく広く簡単な箱を作ったように見えますが、施主様のニーズや業態をしっかりと踏まえた上で建設された建物だということが伝わっていただけたら幸いです。
次回は新シリーズ開幕!!
新しい企画が何になるのか? 9月に予定通り公開できるのか!?
ミツイワ建設のマガジンコンテンツの今後も楽しみにしてください!