ブラミツイワ01-社務所04
新年明けましておめでとうございます!
あっという間に、1月も終わりですね。
正月明けからのこのひと月は、1年を通しても一番早く感じる月かもしれません。
なんか12月にも師走が一瞬だとか言っていた気がしますが
さて、ブラミツイワ第四回です。
前回、上棟祭を終え、基礎が終わりいよいよ、建物を作っていく作業に突入です。
足場を組んで
養生を貼って

こんな感じ。
養生が貼られると「ミツイワ仕事してるぞーーー!!」って感じですね。
さて、本家NHKのタ○リさんよろしく、突然ですが「ブラミツイワクイズ!!」
建物内部の作業をする上で、まず着手したいものは何でしょうか?
チッ
チッチッ
チッチッチッ
チッチッチッチッ
チッチッチッチッチッ
正解は「屋根」
正解は「屋根」
だって、作業してるときに雨降られたら嫌だから。
ということで、今回は屋根のことから。
まず、今回の特殊なところ、というか変わったところは、社務所・日本建築であっても屋根材に「ガルバリウム鋼板屋根」を扱うことです。
日本建築といえば瓦屋根・茅葺き屋根などをイメージする方も多いかと思いますが、今夏は近代建築との融合。
ガルバリウムを使います。
そもそもガルバリウムって何でしょう?
ガルバリウム鋼板は、1972年にアメリカで開発された金属素材で、「ガルバ」「ガルバニウム」「ガリバリウム」などと呼ばれることもあります。アルミと亜鉛で鉄を守ることができる耐久性に優れた鋼板です。
ガルバリウム鋼板が普及する前の金属屋根といえば「トタン屋根」が有名ですが、亜鉛メッキ鋼板なので経年でメッキが劣化すると錆びてくることから耐久性が問題でした。このトタンにアルミを加えて耐久性を向上させたものがガルバリウム鋼板です。
ガルバリウム鋼板には様々なメリットがあります。
耐久性・耐熱性が高いというメリットと、何よりも瓦の10分の1ほどと大変軽量なので耐震性に優れています。
そして、加工がしやすいという性質もあるため、近年では外壁に扱うことも増えましたし、外壁や屋根のリフォームのときに重ね葺きや外壁の重ね張りをする際にも活躍します。
さて、それでは屋根工事です!
まずしっかりと行わなければならない下準備。
それは「防水」を行うことです!

防水シートを隙間なく重ね幅を十分に取って、敷き詰めます。
防水処理をしっかりと行わないと雨漏りの原因となりますので、最終的には見えない場所ですが丁寧にしっかりと行います。
続いてガルバ屋根の設置です。


ガルバリウム鋼板はメリットが多い建築部材ですが、デメリットがないわけではありません。
金属なので雨音が大きく聞こえる可能性や、アルカリ性に弱いなどデメリットも存在します。
もし、現在屋根のリフォームを検討されていたり、戸建てを検討されている方で不安に思っている方が見えましたら、当社にご相談ください。
建物の状況を判断して、ガルバリウム鋼板屋根が良いのかどうか検証いたします。
さぁ、屋根が設置できたら建物内部です!


いきなりアグレッシブな鉄筋の数!!
今回は土間コンクリートで床を作りました。
日本建築では珍しいですが、RC造ではよくある手法です。


無事にコンクリートが貼られるとこんなフラットな感じに。
この上に床を敷いていきます。
さて、コンクリートがしっかりと乾いたら、空間を仕切っていきます。


柱のRCに合わせて軽量鉄骨を使って枠組みをしていきます。
外側から内側へ。
最終的には、軽量鉄骨が張り巡らされて何だかサイバーな感じ。



軽量鉄骨は厚さ6mm以下の鋼材で、プレハブ住宅の構造などは軽量鉄骨造として、全ての骨組みを軽量鉄骨で仕上げることもあります。
今回はRCで基礎や柱、梁を仕上げ、内部構造の仕切りに軽量鉄骨を使用しました。
軽量鉄骨のメリットは現場で溶接を行わず、工場で指定したサイズのものを製造し、現場に持ち込むのでバラツキがなく、安定した品質が確保できます。
さて今回、最後に注目するのはコチラ。

ん? 軽量鉄骨じゃんって思いますよね。
えぇ。私もそう思っていました。
しかし、実はこれ違うんです!!
どうなるかは次回のお楽しみ!!
つづく